『HELLOWORLD』のラストシーンの意味とは!?カラスの正体は○○?疑問点について考察してみました!

アニメ考察

今回は、多くの人が疑問に思っているであろう『HELLOWORLD』のラストシーンの意味や、作中の疑問点について考察していこうと思います。

 

※ここから先は重大なネタバレが含まれるため、作品を見た方や読んだ方、もしくはネタバレされても良いという方だけご覧ください。

 

※補足
・2027年の直美を“直美”
・2037年の直美を“ナオミ”
とします。

 

ラストシーンの意味とは?

 

私は、この物語の結末に様々な仮説を立てました。

その中で最も有力なのが『直美が瑠璃を助けることをきっかけに、瑠璃が直美を助ける物語だった』というものです。

何故その結論に至ったのかは、順に説明していこうと思います。

それでは早速いってみましょう!

 

カラスの正体について

 

まず、序盤に現れ、最後まで直美のことを助けたあの『カラスの正体』についてです。

単刀直入に言うと、『カラスの正体はリアルの世界の瑠璃』だと考えています。

ナオミがアルタラの内部に侵入したように、リアルの世界の瑠璃もまた同様に侵入していたんですね。

ナオミは「この姿はアバターで、どんな姿にでも変われる」と言っていました。

それを考えれば瑠璃がカラスの姿に化けていても何ら不思議ではありません。

リアルの世界というのはラストシーンに現れたあの月みたいな場所のことです。

ここをリアルと判断するのは難しいですが、一応そのように定義しておきます。

何故そのような結論に至ったのを一つずつ解説していきます。

 

 

まず最初に、初登場時にカラスは直美が持っていた『本』を奪っていきました。

そして、伏見稲荷まで誘導し、そこで10年後からやってきたナオミと遭遇しました。

ここで重要なのが、何故『本』を持っていったのかということですね。

シンプルに考えるのであれば、それを持っていくことで直美が自分を追いかけてくることを“知っていたから”です。

カラスの目的、もっと言うとリアルの瑠璃の目的は直美とナオミを引き合わせることでした。

最後のシーンで直美の『閾値』をリアルのナオミと『同調』させたことが分かります。

そのことから、詳しい経緯は分かりませんが、二人が出会うことがそのきっかけとなることは間違いありません。

そんなこんなで、リアルの世界の瑠璃は直美に無事接触することができました。

これだけではカラスが瑠璃と証明するのは難しいですが、他にも気になる点は沢山あります。

どんどん行ってみましょう!

 

ナオミとカラスの関係性

 

次に、ナオミがカラスのことを「こいつ」と言った点です。

そのことから、ナオミがカラスの正体を理解していなかったというのが妥当な線ではないかと思います。

そうしなければリアルの世界の瑠璃の作戦は失敗に終わってしまうからです。

ナオミに正体がバレずに、尚且つアルタラ内に侵入する術が欲しかった。

その結果、カラスになったのではないかと思います。

そして、リアルの世界の権限を使ってナオミに正体を分からなくなるように仕向けたのではないかと思います。

どちらかと言うと、直美よりもナオミに対して注意を払っていたかのように思えます。

それか、最初からナオミとリアル世界の瑠璃は結託していたのかもしれません。

それはそれであり得そうなのですが、やっぱり違和感はありますよね。

 

瑠璃の直美に対する態度

 

三つ目に、瑠璃が直美の力を見ても何も驚いていなかった点についてです。

私は、この『HELLOWORLD』を見ている時、ずっとこの点が疑問でした。

明らかに直美の力は異常です。

にも関わらず、瑠璃は全くと言って驚きを見せていませんでした。

ここには二つの仮説があります。

まず一つ目に、瑠璃に直美の力は見えていなかったという説です。

2027年地点では、恐らく狐は直美にしか見えていませんでした。

なので、それに対する情報や、直美のグッドデザインを目視することができなくてもなんら違和感はありません。

ですが、2037年地点ではどうでしょうか?

ベッドで目覚めた瑠璃は狐が見えていました。

そして、直美の力もその目で確認していました。

しかし、その時でも瑠璃は驚いていませんでした。

狐に驚くのに、異質な力を持つ直美には驚かない。

好きな人とは言え、信じられないような力を持っていれば何かしら疑問に思うのが普通です。

ですが、瑠璃はそのことについて一切言及しませんでした。

これはあまりにもおかしくないですか?

ここで二つ目の仮説です。

もう一つの仮説は、瑠璃の記憶がリアルの世界とリンクしていたのではないかというものです。

ナオミが2027年にやってきた時、直美はナオミの記憶のようなものを一瞬見たシーンがありました。

「今のは、なんだ……」ってやつですね。

つまり、同一人物が同じ世界に干渉した際にその世界のオリジナルと記憶がリンクするのではないかということです。

ハッキリとではありませんが、薄ぼんやりと繋がるみたいなイメージです。

この設定を前提にすると、リアルの瑠璃がカラスとなってアルタラ内に入ってきた時も同様のことが起きていたのではないかと考えられます。

つまり、最初から直美の力について知っていたということです。

もしくは、知らないけどなんとなく既視感があるから驚くほどのものではないということでしょうか?

更に言えば、カラス自身が瑠璃なのですから、自分が直美の右手に装着されていてもそこまで驚くことではありません。

そう考えれば、瑠璃が直美の力に対して疑問を持っていなかったのは解決できます。

これにより、リアルの瑠璃がカラス説がまた少しだけ濃厚になりました。

 

直美とカラスの会話

 

四つ目に、2027年世界が消滅した際にカラスが初めて話すシーンです。

この時、カラスは直美に向かって「私はあなたの味方です」と言いました。

“直美”にというのが重要です。

何故カラスはナオミではなく直美に『味方』だと伝えたのでしょうか?

ここで考えられるのが、リアルの直美の閾値を同調させる鍵を握っているのが、2027年地点の直美だったからという仮説です。

リアルの瑠璃の目的は直美を復活させることです。

その鍵を握っているのが2027年の直美だとすれば、彼に力を貸すのは当然の流れです。

そうだとすると、何故カラスはそんなことを知っていたのかということになりますよね。

それこそが、カラスがリアルの瑠璃ということを証明する一番の理由です。

カラスはリアルの瑠璃なので、全てを知っているわけです。

アルタラ内は全て過去の出来事ですからね。

そうすれば、全てリアルの瑠璃の思惑通りに物事が進んでいると考えられます。

そのまま物語が進んでいき、問題のラストシーンです。

ここで、カラスの声がリアルの瑠璃の声に変化していくという演出があります。

これが、その答えなのではないでしょうか?

一緒に戦ってきたカラスは実は私だったんだよ、ということです。

それを明確にしたのがあのシーンだったのではないかと思います。

そしてこう言うんですね。

 

「やってやりました」

 

と。

このセリフは正直なんとも言えない部分がありますが、瑠璃がこのセリフを言う時は“自分が当事者である時に使う”イメージです。

例えば、古本市で本を集める時に、「やってやりましょう」と直美に言っていました。

告白した時もそうですね、「恋愛は一人ではできない。……だから二人でやってやりましょう」と。

告白の時の方が分かりやすいかもしれません。

とにかく、瑠璃自身が何かをこなす時や、直美と共に何かをする時に使うセリフです。

ここで例のシーンに戻りましょう。

瑠璃は「やってやりました」と言いました。

この言い方は過去形ですね。

つまり、アルタラ内の過去の世界で目的を果たしたということが伺えます。

瑠璃がこのセリフを使う時は『当事者』である時なので、彼女自身が何かをしていたということです。

もちろん、リアルの世界にいたまま何かをし続けていた可能性もあります。

ですが、あのカラスがリアルの瑠璃だと考えれば、これら全ての行動は辻褄が合います。

よって、全てはリアルの直美を救うためのことで、その手段として瑠璃はカラスに化けてアルタラ内に侵入していたということです。

 

ポスターについて

 

今までの話を裏付けるのがこちらの画像です。

ご覧ください。

 

 

注意深く観察してと面白いことが見えてきます。

左からナオミ、瑠璃、直美、カラスという順番に並んでいます。

重要なのが、瑠璃と直美を挟み込むようにしてナオミとカラスがいるという点です。

ここで、各々の視線に注目してみましょう。

直美と瑠璃は見つめ合っていますね。

ナオミとカラスはどうでしょう?

離れた所からナオミは瑠璃を見守っています。

カラスは近くで直美を見つめていますね。

視線の意味を、救いたい相手だと仮定します。

直美から瑠璃、ナオミから瑠璃は分かりやすいですよね。

では、瑠璃の目線で見てみましょう。

単純に考えれば、瑠璃が直美を見ていることはおかしいです。

しかし、今までの仮設通りにカラスが瑠璃だとすれば全てが嚙み合います。

そして、瑠璃がリアル世界の瑠璃と記憶を共有している説も濃厚になりますね。

更に面白いのが、ナオミ、瑠璃、直美、カラスとサンドイッチになっているんですね。

様々な障害を超えて互いが互いを助けようという意思が見えますね。

ナオミとカラスが外側にいることで、『この世界の部外者』を演出しているのもポイント高いです。

『当事者』である直美と瑠璃を中心に据え置き、ナオミとカラスはあくまでそのフォローをする役割というのも伺えます。

しかし、実情はこの世界こそが『部外者』であり、カラスであるリアルの瑠璃の世界こそが『当事者』というのも深いですよね。

このように、この画像一枚には様々な情報が詰め込まれているんですね。

視聴前とその後で見方が変わってくるというのも面白いですね。

こういったことから、私はカラスの正体がリアル世界の瑠璃だと考えます。

ただ、これだけだと説明がつかないことが沢山あります。

そもそもあの世界はなんなのかということや、何故直美が意識不明になっていたのかということです。

彼女がカラスだとしても、そこに至るまでの経緯が全く分かりません。

それでも、私は与えられた情報からどうしてラストの状況になったのか考察してみました。

それを、ここからは解説していこうと思います。

 

ラストシーンの経緯とは?

 

落雷事故で意識不明になったのは本当は直美だった説

 

物語が進む上で、瑠璃が落雷事故に遭うことが判明しました。

ですが、一緒にいたのですから当然直美だって巻き込まれる可能性があるわけです。

にも関わらず、直美はピンピンとしていました。

回想で映ったシーンも直美が瑠璃を抱いているだけでした。

ここにも小さな違和感を感じたんですね。

演出の違いと言われればそれまでなのですが、ああいったシーンは第三者の視点で映すこともできるはずです。

ですが、映されたのは直美の視点でした。

ここにカラクリがあるのではないかと思います。

アルタラ内に侵入するとオリジナルに記憶の混濁が起こるとします。

そして、瑠璃は直美に装着されていました。

それを踏まえると、知らず知らずの内に記憶が入れ変わっていたとは考えられないでしょうか。

あの事故で脳死判定を受けたのが直美で、それを復活させるために瑠璃が2037年のナオミのように研究に明け暮れていた。

二人の立場が逆だとすれば、シンプルですが納得できます。

とは言え、これはかなり突拍子もないものですし、それを裏付けるシーンは恐らくありません。

なので、推測の域を出ません。

別の視点から見てみましょう。

 

ドローンの事故の時に直美は既に意識不明になってた説

 

あの時、ナオミは「記録に残るイベントが起こる」と言いました。

私の記憶違いだったら申し訳ないのですが、あの後に直美に何か異変は起きましたでしょうか?

基本的に瑠璃と親睦を深めることが『イベント』として扱われていましたが、あの事故だけは瑠璃と全く関係がなかった気がします。

結局、あの事故は何だったのかというのが気になります。

ただ瞼をの辺りを切って終わりというのは違和感です。

それが何のトリガーになったのかがさっぱり分からないんですね。

強いて言えば2037年世界で瑠璃がナオミを見て「あなたは堅書さんなんですか?」と言ったくらいです。

もしそれがトリガーだった場合この仮説は終わりなのですが、どうなのでしょうか?

ナオミが「あいつが堅書直美で、俺はエキストラだ」と言ったことでリアル世界の直美の閾値と同調したということなら納得です。

ですが、これもそう言った描写は特になかったように思えます。

なので、これも何とも言えないですね。

 

カラスに表示されれいた閾値が実は直美のだった説

 

序盤でカラスに表示されている閾値を見て、ナオミは行動していました。

では、そもそもリアルの瑠璃は直美の閾値をどうやって把握していたのでしょうか?

ここに関して答えは提示されていません。

なので、そこで思ったのがあの閾値は瑠璃に見せかけて実は直美のものだったのではないかというものです。

そうすればリアルの瑠璃が直美の閾値を把握してても不思議ではありません。

その上、ナオミが直美に言っていたように「現実と記録データが入れ替わっていたところでその二つを区別することはできない」というのもポイントです。

つまり、これは最高権限者である『リアルの世界』以外はそれを見分けることができないということになります。

2037年でシステムエラーが起き、ナオミはようやくこの世界も『記録データ』と認識しました。

要は、ナオミ自身も“正規””複写”の区別ができていないということです。

これを閾値に当てはめると、瑠璃の閾値だと思っていたものが直美の閾値だったとしても何ら違和感はありません。

仮に、閾値に『瑠璃』と記されていたとしても、それは幻のわけですから意味がなくなります。

そう考えればかなり辻褄が合うのではないでしょうか?

直美の閾値が同調することで瑠璃を2037年に送ることができるようになり、その影響でリアルの直美の閾値が同調するという考えです。

ですが、この考察にも穴はあります。

まず、2037年で閾値が表示されてなかったという点ですね。

これは尺の都合上そうしたのか、それどころではなかったからなのかは分かりませんが、いずれにしてもその描写はありませんでした。

もう一つは、仮に2027年世界の直美の閾値がリアルの直美と同調しているのであれば、何故その地点でリアルの直美は目を覚まさなかったのかという点です。

このように考えるといくらか穴があり、どうにも説得力がありません。

ですが、現状これが一番可能性としては高いと思います。

 

直美が瑠璃を救った後で、再び何かが起きた説

 

これはかなり可能性が低いと思いますが、一応解説しておきます。

2037年地点で、ナオミはあの手この手を使って瑠璃を救出しました。

そして、その後の新たな世界で直美に事故が起きたという可能性です。

自分を救ってくれた時の記憶を頼りに、今度は瑠璃が直美を救いました。

その部分だけを映像として割り出したというわけです。

そうすれば無理矢理話を繋げることができます。

とは言え、こうすることは考えづらいですよね。

あの終わり方をしてまた同じことをするのは何とも後味が微妙と言いますか……。

とは言え、歴史は繰り返すと言いますよね。

新しい世界でもアルタラを作り、似たような出来事が起きたということも十分にあり得ます。

ましてや、大切な人が危篤状態に陥ってしまったとあれば、そういった行動を取る可能性も考えられます。

しかし、色々と謎ですよね。

そもそもあの場所はどの時間軸なのか。

何故月にいるのか。

背景の地球は記録データなのか、それとも本物なのか。

その辺の謎はどうしても解けませんね。

 

その他疑問点について

 

ここからは考察と違って疑問点です。

あまりにも自然だったため気付きませんでしたが、根本としてナオミはどうして2027年に来たのでしょうか?

もちろん、過去を変えて瑠璃を救うためと言われています。

そして、瑠璃と思い出を作りたいとも。

ですが、今思えばこれ自体が根本的におかしいんですよね。

そもそも、ナオミ目線で考えた時に、直美と接触する必要があったのでしょうか?

だって、直美がしてることはナオミに従っているだけですよね?

つまり、ナオミが何もしなくても直美はその通りに動くわけです。

何故なら、直美はナオミ自身なのですから。

もちろん、途中まではそれで良いのかもしれませんが、瑠璃を救わなくてはいけません。

2027年の物理には干渉できないので、それは納得です。

なので、これ自体はおかしくありません。

ナオミは研究の過程で過去に介入する方法を知りました。

つまり、瑠璃を救えない限り2027年の直美がナオミになり、過去に介入しようとする無限ループが起きるわけです。

そして、2037年も記録データの世界でした。

つまり、そこはリアルの世界ではないわけです。

これってかなりおかしくないですか?

リアル世界からしたら、2037年のナオミが2027年の直美と接触してる時点で異常なはずです。

にも関わらず、その地点で目立った変化はなかった。

あるとすればカラスが現れたり、赤いオーロラが広がっていたことくらいでしょうか?

これって、その異常をリアル世界が放置していたということですよね。

それとも、わざとそうしていたか。

だとすれば、より一層瑠璃のカラス説が濃厚になりますね。

意図的にそうさせていたのであれば、それは何ら不思議ではありません。

ただ、それ以外にも疑問がたくさんあるんですよね。

2027年ではどうしてサングラスをかけないと狐を認識できなかったのかということや、何でそこの住人には見えていなかったのかということですね。

2037年になった地点ではみんなが狐を確認していましたし、直美もサングラスをしていませんでした。

それどころか、直美とナオミが触れ合うこともできています。

2027年でできなかったことが、どうして2037年ではできるのでしょうか?

それができるのは2037年がリアルの世界だからだと思っていました。

ですが、結局は2037年も記録データの世界だったわけです。

それならば、2027年と同じ現象が起こるはずではないですか?

2027年と2037年ではあまりにも取り巻く状況が異なっていました。

この辺もトリックがあるのかもしれませんが、どうにも分かりません。

グッドデザインに何か秘密があるのかもしれませんが、それも何ともです。

そもそも、グッドデザインが何なのかすら怪しいです。

リアルの瑠璃が持っている力だとしても、どうして彼女がそんな力を持っているのか謎ですね。

 

まとめ

 

今回は様々な考察をしていきましたが、いかがだったでしょうか?

一考えると十の選択肢があるような物語で、いくら考察してもキリがありません。

かなり複雑な作品ですので、答えを導き出すのは難しいですね。

むしろ、答えがなく、各々の想像に任せるという結末なのかもしれません。

だとしたら、余計に考えたくなっちゃいますよね笑

皆さんが考えていることと近いものがあれば、少し嬉しいです。

まだまだ分からない点が多いので、その辺りは小説版を読んで補完していきます。

そこで分かったことがあったらまたまとめてていこうと思います!

最後に関連記事を紹介しておきます。

私自身小説も書いてますので、よろしければそちらも読んでみてください!

 

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